FC イーアルカンフー
あれは私が7才の頃だったか。
当時、居間にしかTVがなく、
一日一時間しかゲームをしてはいけなかった。
しかし、父親と一緒にプレイしていると、
その「我が家の母親的法律」は失効するため、
よく父親を誘ってゲームをしていた。
そんなある日。
友人が「イーアル・カンフー」を貸してくれた。
自宅に帰り、
やってみるとかなり面白い。
そのまま、熱中していると・・・。父親が仕事から帰ってきた。
「・・・また今日もファミコンしてるのか?」
「うん。友達が貸してくれたから。」
「拳法か?・・・面白そうやな。」
「うん!面白いで!」
「・・・ちょっとやらせてくれ。」
私からコントローラーを奪い取り、ゲームを始める父親。
・・・かなり熱中している。
このゲームは一人用なので、
私は父親のプレイする画面をぼけーっと見ていた。
プレイしている時は自機キャラしか見る余裕がなかったのだが、
ふと背景の看板に目が入った。
「功夫」
7才の私には読めない漢字だ。
・・・なんて書いてあるのだろうか?
「おとうさん、ちょっといい?」
スタートボタンを押して、父親が言う。
「・・・まぁ待て。あと一機。あと一機で交代するから。」
「うん。いいよ。あのね、ちょっと聞いてみたいんやけど・・・」
「なんだ?」
「あの後ろの看板には何て書いてるの?」
「アレか?あれはオマエ・・・なんやろ?」
沈黙・・・。
私は、
「そうか、おとうさんでも読めない漢字ってあるんだな。」
なんて思っていた。
その時!
「・・・ああ!思い出した!」
流石はおとうさんだ。すごいや!
「ホント!?なんて読むの!?」
「これはな・・・(マサオ)って読むんだぞ!
俺の同級生に同じ字で(マサオ)って、
いう男が居てな・・・」
流石はおとうさんだ。すごいや!!
翌日、学校で功夫はマサオって読むんだぞと、
クラスで力説している私に、ソフトを貸してくれた友人が言った。
「・・・それ、カンフーって読むんだぞ?
上のシールにタイトル書いてるやん。
ってかイーアル・マサオとかありえんやろ。(笑)
・・・オマエって、頭悪いんだな。(^^)」
・・・その日、父親のコトが、ちょっぴり嫌いになりました。
今ではしっかり「功夫」→「クンフー」と、
読める立派な大人になれましたのでご安心を・・・。(-▽-:)
(※)全世界のマサオさん、ごめんなさい。(--:)
当時、居間にしかTVがなく、
一日一時間しかゲームをしてはいけなかった。
しかし、父親と一緒にプレイしていると、
その「我が家の母親的法律」は失効するため、
よく父親を誘ってゲームをしていた。
そんなある日。
友人が「イーアル・カンフー」を貸してくれた。
自宅に帰り、
やってみるとかなり面白い。
そのまま、熱中していると・・・。父親が仕事から帰ってきた。
「・・・また今日もファミコンしてるのか?」
「うん。友達が貸してくれたから。」
「拳法か?・・・面白そうやな。」
「うん!面白いで!」
「・・・ちょっとやらせてくれ。」
私からコントローラーを奪い取り、ゲームを始める父親。
・・・かなり熱中している。
このゲームは一人用なので、
私は父親のプレイする画面をぼけーっと見ていた。
プレイしている時は自機キャラしか見る余裕がなかったのだが、
ふと背景の看板に目が入った。
「功夫」
7才の私には読めない漢字だ。
・・・なんて書いてあるのだろうか?
「おとうさん、ちょっといい?」
スタートボタンを押して、父親が言う。
「・・・まぁ待て。あと一機。あと一機で交代するから。」
「うん。いいよ。あのね、ちょっと聞いてみたいんやけど・・・」
「なんだ?」
「あの後ろの看板には何て書いてるの?」
「アレか?あれはオマエ・・・なんやろ?」
沈黙・・・。
私は、
「そうか、おとうさんでも読めない漢字ってあるんだな。」
なんて思っていた。
その時!
「・・・ああ!思い出した!」
流石はおとうさんだ。すごいや!
「ホント!?なんて読むの!?」
「これはな・・・(マサオ)って読むんだぞ!
俺の同級生に同じ字で(マサオ)って、
いう男が居てな・・・」
流石はおとうさんだ。すごいや!!
翌日、学校で功夫はマサオって読むんだぞと、
クラスで力説している私に、ソフトを貸してくれた友人が言った。
「・・・それ、カンフーって読むんだぞ?
上のシールにタイトル書いてるやん。
ってかイーアル・マサオとかありえんやろ。(笑)
・・・オマエって、頭悪いんだな。(^^)」
・・・その日、父親のコトが、ちょっぴり嫌いになりました。
今ではしっかり「功夫」→「クンフー」と、
読める立派な大人になれましたのでご安心を・・・。(-▽-:)
(※)全世界のマサオさん、ごめんなさい。(--:)
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